理由①富士見町が大好きだから
こんにちは!渡辺ようです。
母親である私が、町政にチャレンジしたい!と思う、3つの理由。
- 富士見町が大好きだから
- 子育て世代の声を届けることが、本質的な少子化対策に必要だと思うから
- 地域の声を届けることが、富士見らしさを活かしたまちづくりに必要だと思うから
今日はひとつめ、「富士見町が大好きだから」についてお話ししたいと思います!

富士見の、特に住んでいる境地区や高森の里山風景が大好きです。休日は子どもたちと家の前の道を行ったり来たりするだけで、本当に幸せな気持ちになります。まっすぐでない道、水路を流れる水の音、子どもたちに声をかけてくれる地域の人たち。どこにもいかなくても、満たされる場所です。


すぐ近くの自然の恵みを頂けるのも嬉しいです。野菜を収穫させて頂いたり、林に一歩入ればきのこが取れたり、空き地にはフキノトウが広がっていたり・・・。我が家は畑できていないのですが💦 卵は隣の地区の平飼い鶏農家さんに配達してもらい、野菜やお米はご近所の農家さんから定期的に購入させて頂いています。10分歩けば小さな農協もあるし、生活クラブの班配達もあるし、徒歩圏内で、しかも知っている方達から食べ物が受け取れるって、すごい!と日々感動しています。

そして、子どもが通っている徒歩5分の町立境保育園。富士山・八ヶ岳・南アルプス見渡せる絶景ロケーションにあるだけでなく、なんと柵がない!そして、神社が佇む八幡森と保育園を繋ぐ小道を子どもたちが日々駆け回っています。こんな公立の保育園、なかなかないですよね。

地域の伝統文化、支え合いの地域コミュニティがしっかり受け継がれていることも魅力です。ひとりひとりが大切な役割を担う、小さな自治がしっかりとあります。高校・大学を過ごしたアメリカや、移住する前に暮らしていた東京にはないものです。クレジットカード一枚あれば生きていける世界ではありません。大きな自然の中に少し場所をお借りして、支え合いながら紡ぐ暮らしがあります。持続可能な未来に向けて、私たちが多くを学べる文化がここにある、と信じています。

段々畑や湧水。守りたい風景ばかりです。どれも、この土地に暮らす人々が代々守ってきた、大切な大切な宝です。
私は富士見で生まれ育った人間ではありません。でも、どの風景も涙が出るくらい懐かしい。
山梨県河口湖町出身の祖父母から教えてもらった、2人が子どもの頃のふるさとの風景に通じるところがあるからかもしれません。今は、親族のほとんどの田畑には観光施設の大きな看板が立ち、ガソリンスタンドやコンビニになってしまいました。かたや、夫のふるさとである鳥取県若桜町の山間の集落に残るのは、90歳以上の方が数名。このまま自然に還っていくかもしれないような場所もあれば、過度に開発が進む場所もあります。
そんな中、富士見は本当に貴重な場所です。園や学校もまだ各地域にあり、地域コミュニティも強く、若い人もいて企業もあり新しい働き方にも挑戦でき、都市部とのアクセスも良い。そしてこんなに豊かな里山風景が残っている。

この風景を、大好きな富士見町を次世代に繋ぎたい。でも、減っていく子どもの数を見ると、減少していく税収入やそれによって維持できなくなる公共施設のことを考えると「息子や娘が大人になる時、町はどうなっているんだろう・・・」と思わずにはいられません。
未来のことを考えると不安ですよね。でも、落ち込むくらいなら今、できることを最大限やってみたいと思います。若い人を呼び込んだり戻ってこられるように、富士見らしさを活かしつつ現代社会に合わせ体制をアップデートすることができれば、今ならまだまだ手遅れではない!です。富士見なら、富士見だからこそ、できることは沢山あります。
私は、富士見町は多様な視点や新しい挑戦を受け入れることができる町だと信じています。地域おこし協力隊卒業後、提案した企画の数々を採用してくれた役場とのコミュニケーションの中で「行政」のイメージが変わる経験もしました。そして、今回の私の挑戦を応援してくれている高森の皆さんの存在に支えられています。外から来た人間である私の町の未来に対する想いを、まっすぐ聞き、受け止め「そういう想いなら」と一緒に動いてくれています。異なる経験や視点が混ざり合うからこそ、生まれる新しいアイディアが沢山あります。今回の挑戦、動きだしたばかりですが、色々な方との会話を重ねる中で富士見がもっと好きになる毎日です。
こんなところで、町政にチャレンジしたい!と思う、3つの理由の1つめ「富士見町が大好きだから」、終わりにしたいと思います。
次は「②子育て世代の声を届けることが、本質的な少子化対策に必要だと思うから」をお届けします👋