知事と県内基礎自治体議員の勉強会&交流会
昨日は、阿部知事と県内基礎自治体議員の勉強会&交流会第2弾でした。
民主主義と地方自治を実質化させるために、地方議員として、長野県からできることは何か?
変革が必要な課題(人口減少・気候変動・教育など)が山積しているが、今の中央集権的な日本社会のままでは変えられない、社会全体が沈没してしまう、という強い危機感。そして、住民の代表である地方議員と共に、これからの地方自治について考えたい、という想いを共有して頂き、目が覚めるような気持ちでした。

多岐に渡る有意義な対話がありましたが、個人的な学びのまとめとして、地方議員としてできる具体的なアクション例を挙げてみます:
○ 議会から政策に関する条例を作るなど議会の権限をフル活用する(特に会派のない町村議会では議員間対話を活性化させ合意形成を行うことができる)
○ 生活に近い事実や住民の声をエビデンスとして提案する(抽象的なデータを超える強みがある)
○ 国の言いなりにならない(国の制度変更に伴い自治体の条例も一語一句同じく変えることに疑問を持つ、基礎自治体でも税制改正の議論をするなど)
○ 情報共有ネットワークを強化し執行部との情報量の格差を埋める
また、課題図書の「財政と民主主義―人間が信頼し合える社会へ」神野直彦著からも多くの刺激を受けました!オススメしたい一冊。

特に印象に残っている一文:
「生きることの新しい意味を求める運動」も、身近なひとびととのつながりのある基礎自治体の構成員の協働から芽吹いていく。
この文の後には、その運動は基礎自治体から広域、そして中央政府の運動となっていく、とあります。私は県境に位置する富士見町の議員として、県という境を越えた連携についても声を上げる必要があると感じています。そのことについては一般質問で触れていくのでまた後日。
とにかく、この場に集まった皆さん熱意と能力の高い方ばかりで刺激的な時間でした。元地域おこし協力隊の議員が私の他にも3人参加されていたことも嬉しかったです。
議員になってよかったことは?というアイスブレイクの質問がありましたが、場所は違っても同じ志を持つ仲間との出会いがあることも、議員の仕事の大きな魅力のひとつです。